できるだけ大きなバリは落としてパッキングしましたが、しっぽ部分や耳など結構あると思います。まずこれをアートナイフで削っていきます。段差をなくすような感じで削っていって下さい。全体的なシルエットラインを崩さなければ、結構ざっくりおとして大丈夫です。あとでヤスリをかけて均しますし。楽に作業したい場合はニッパーや彫刻刀で大きい部分を切り落とし、残ったところをアートナイフで削るのがお勧めです。
ちなみに、このフィギュアはプラスチックのようにみえますが、プラスチックより柔らかいレジンキャストという素材でできている為、ちょっと力を入れただけで削れます。(落とすと簡単に欠けたりするので落下にも注意!)削り過ぎに注意しながら様子をみつつ削っていって下さい。私はしょっちゅう削りすぎます…。
あとこの作業と同時に『気泡を埋める』という作業があります。『気泡』とはレジンキャストで複製する時にできるもので、成形時にレジンの中に残ってしまった空気です。丸く穴が開いている部分があったらそれが気泡です。(↓下の画像の上の髪パーツ部分にある穴がでっかい気泡…。)それがバリを削ると同時に表面に出てきてしまう箇所もあるかと思います。
通常のガレージキットはこの穴をパテや接着剤で埋めるんですが、今回のねこグラさまキットは最初から色を付けた色付きレジンで制作している為、この穴をふさぐ方法がちょっとやっかいになっています。その方法は後で説明します。